Figma vs Adobe XD徹底比較【2026年最新】

Figma vs Adobe XD徹底比較【2026年最新】
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「UIデザインを始めたいけど、FigmaとAdobe XDのどちらを選べばいいの?」
この疑問を持つ方は2026年現在も非常に多くいます。しかし、結論から言えば、両ツールを取り巻く状況はここ数年で劇的に変化しました。かつてはどちらを選ぶか真剣に悩む価値がありましたが、現在は「ある決定的な事実」によって答えがほぼ明確になっています。

本記事では、SEOとデザイン制作の現場知見を持つ筆者が、料金・機能・共同編集・将来性・移行のしやすさといった観点から、FigmaとAdobe XDを2026年の最新情報をもとに徹底比較します。実際に両ツールを使った経験と、Adobeおよび Figmaの公式発表という1次情報を交えながら、「あなたが今選ぶべきはどちらか」を明確にお伝えします。

ノートパソコンの画面にUIデザインツールを表示し、付箋やスケッチを横に置いて作業するデザイナーの手元、明るいオフィスの雰囲気

結論:今選ぶならFigma一択の理由

先に結論をお伝えします。
2026年現在、これから新しくUIデザインツールを選ぶのであれば、特別な理由がない限りFigmaを選ぶべきです。
その最大の理由は、Adobe XDがすでに新規ユーザーにとって事実上の「終わったツール」になっているからです。

Adobe XDの単体販売はすでに終了している

多くの人がまだ知らない重要な事実があります。
Adobe XDの単体プランは2023年1月に販売終了しています。
UIデザインツールのAdobe XDの単体プランが2023年1月に突如販売終了したのです。
さらに無料のスタータープランも廃止され、現在は新規ユーザーが手軽にXDを導入する手段がほぼ失われています。

現時点でAdobe XDを利用するには、Adobe Creative Cloudのコンプリートプランを契約することでしか利用できない状況になっています。
つまり、XDを使うためだけに月額数千円のコンプリートプランに加入するのは、コスト面から見て現実的な選択肢とは言えません。

Adobeが新規投資の停止を正式発表

さらに決定的なのが、Adobe自身による公式アナウンスです。
2024年2月にAdobeはXDへのさらなる投資を行わないことを正式に発表し、XDは完全にサポート終了に向かうことが示唆されています。
現在XDは「メンテナンスモード」と呼ばれる状態にあり、新機能の追加や改善が行われない状況が続いています。

これからXDを学んでも、機能の進化が止まったツールにスキルを投資することになります。
学習コストを将来性のあるツールに振り向けるべきです。


FigmaとAdobe XDの基本情報

比較を始める前に、両ツールがどのようなツールなのか、その立ち位置を整理しておきましょう。
同じUIデザインツールでも、その出自と設計思想は大きく異なります。

Figmaとは

Figmaは、デザインから開発までのプロセスを1つのプラットフォーム上で完結できるクラウド型のデザインツールです。
ブラウザさえあれば、ソフトのインストールは不要で、誰でもすぐに使い始められるのが最大の特徴です。

そのシェアは圧倒的で、Figmaは400万人以上のユーザーを擁し、2026年時点でもUI/UXデザインチーム向けのデファクトスタンダードツールとしての地位を維持していることが確認されています。
Webブラウザ上から任意のデバイスでアクセスでき、定期的なアップデートやダウンロードの手間がない点も支持される理由です。

Adobe XDとは

Adobe XDは、Adobeが提供してきたUI/UXデザインに特化したアプリケーションです。
IllustratorやPhotoshopと同じAdobe製品ということもあり、アイコンやUIの雰囲気がAdobe製品っぽく統一されており、Adobe製品に慣れていれば直感的に操作できる安心感があるのが特徴でした。

日本のWebデザインやUIデザインの現場ではXDのシェアが比較的高かった時期もありますが、全世界から見るとXDのシェアはかなり低く、Figmaが圧倒的という状況が続いています。
日本国内ではXDユーザーがまだ残っているものの、世界基準ではすでにFigmaが標準という構図です。

大きなモニターに表示されたWebサイトのワイヤーフレームを複数人で指さしながら議論するデザインチームの様子


料金プランを徹底比較

ツール選びで多くの人が最も気にするのが料金です。
ここでは両ツールのコスト構造を比較します。
なお、両者の料金体系は「使える人」と「使えない人」がはっきり分かれる構造になっている点に注意が必要です。

Figmaの料金プラン(2026年最新)

Figmaは2025年3月に料金体系を大きく刷新しました。
Starter(無料)・Professional・Organization・Enterpriseの4つのプランがあり、2025年3月のアップデートで「シートタイプ(席の種類)」という仕組みが導入されました。
これは、メンバーの役割に応じて料金と使える機能が変わる仕組みです。

2026年時点の主な料金目安は以下の通りです。

プラン 料金目安(フルシート) 主な対象
Starter 無料 個人・小規模プロジェクト
Professional 年払い約$16/月、月払い約$20/月 中小規模のチーム
Organization 約$55/月〜 大規模チーム
Enterprise 約$90/月〜 大企業

これらの料金は、ProfessionalのFullシートが年払い表示で$16/月、月払いでは$20/月が目安という最新情報にもとづいています。
Figmaの料金は米ドル基準で決定されるため、為替レートの変動により実際の請求額が変わる点に注意してください。
正確な金額は必ず公式サイトで確認しましょう。

重要なのは、下書き内で共有・編集をせず、コードを書かず、背景除去などの機能を使わなければ無料で利用し続けられるという点です。
個人で学習・制作する分には、Figmaは無料のStarterプランで十分始められます。

Adobe XDの料金(実質コンプリートプランのみ)

前述の通り、Adobe XDは単体プランも無料プランも廃止されており、XDを使いたい場合はAdobe CCコンプリートプランへの加入が必要です。
コンプリートプランは月額数千円かかるため、XDだけを目的に加入するのはコストパフォーマンスが非常に悪いと言わざるを得ません。

逆に言えば、すでにAdobe CCコンプリートプランに加入している人だけが、追加料金なしでXDを使える状況です。
それ以外の人にとっては、Figmaの無料プランのほうが圧倒的に始めやすいでしょう。


デザイン機能と操作性の違い

料金以外の実務的な観点として、デザイン機能や操作感の違いを見ていきます。
両ツールは「ぱっと見」は似ていますが、使い込むと細かな差が浮かび上がります。

インターフェースと操作感

操作感には明確な違いがあります。
XDはAdobe製品らしい統一されたUIで、すでにIllustratorやPhotoshopに慣れている人には馴染みやすい設計です。
一方、Figmaはブラウザ発のツールで、より軽量でミニマルなインターフェイスを持ち、最初は物足りない印象でも、慣れると逆に迷わず操作できるという評価が多く聞かれます。

特にFigmaは、ツールバーのカスタマイズ性やショートカットのシンプルさが、長く触るほど効率的だと感じられる設計になっています。
学習の初期コストはどちらもそれほど変わりませんが、生産性の伸びしろという点ではFigmaに分があります。

Auto Layoutとデザインシステム

レスポンシブデザインやデザインシステムの構築では、Figmaの機能の充実が際立ちます。
FigmaはAuto Layoutによるレスポンシブデザイン対応、ベクター編集機能、プロトタイピング機能を備えており、Figma Designがウェブサイトやモバイルアプリなどデジタルプロダクトのデザイン・共有・テストを行う主要ツールとなっています。

また、再利用するスタイルやコンポーネントを「アセット」として登録できる点は両ツール共通ですが、Figmaのコンポーネント管理とバリアント機能はより柔軟で、大規模なデザインシステムの運用に適しています。

パソコン画面に表示されたカラフルなコンポーネントライブラリとデザインシステムのパネルのクローズアップ


共同編集とチームワーク

FigmaとAdobe XDの最も大きな差が出るのが、この「共同編集」の領域です。
リモートワークやハイブリッドワークが当たり前になった現代において、ここは無視できないポイントです。

Figmaのリアルタイム共同編集

Figmaの最大の武器は、リアルタイム共同編集機能です。
複数のユーザーが同時に同一ファイル上で作業を行い、変更が即座に反映されるという点で画期的であり、特にリモートワークやハイブリッドワークが主流となった現代において最大の優位点として注目されています。

実務上のメリットは非常に大きく、打ち合わせ中のフィードバック反映や、異なるデザイナー間での作業分担を驚くほどスムーズにし、クライアントとのオンライン会議中にプロトタイプに変更を加え、その場で合意形成に至るケースも多いと報告されています。

非デザイナーとの連携のしやすさ

Figmaはブラウザベースであるため、デザイナー以外のメンバーも参加しやすいのが強みです。
クラウドベースのデザインツールであり、オンラインであればブラウザから簡単にアクセス可能なため、デザイナーやエンジニア以外のポジションを含めたプロジェクトでの共同作業に最適です。

エンジニアへの実装連携も優秀で、Dev Modeはデザインからコードへの変換を支援し、CSS出力の精度は手動仕様と85〜90%一致するレベルに達しています。
デザインから開発までを1つのツールでつなげられる点が、チーム全体の生産性を底上げします。


AI機能と将来性で見る差

2026年のツール選びで最も重視すべきなのが「将来性」です。
ここでは進化を続けるFigmaと、進化が止まったXDの差が決定的に表れます。

Figmaが発表した4つの新AIプロダクト

Figmaは急速にAI機能を強化しています。
米国時間2025年5月7日、Figmaは年次カンファレンス「Config 2025」にて、AIを活用した4つの新プロダクト「Figma Sites」「Figma Make」「Figma Draw」「Figma Buzz」を発表しました。
これらにより、Figmaは単なるデザインツールから、製品開発全体を支える総合プラットフォームへと進化しています。

それぞれの特徴を簡潔にまとめると以下の通りです。

  • Figma Sites
    デザイナーが動的なWebサイトを構築・公開でき、コードとAIを活用したカスタマイズが特徴
  • Figma Make
    AIを活用してプロンプトからコードへ変換し、文章による説明や既存のデザインからプロトタイプやアプリに変換する
  • Figma Draw
    Figma Designに搭載された強化されたベクター編集とイラスト機能を持つツールセット
  • Figma Buzz
    ブランドとマーケティングチーム向けの製品で、ブランドの一貫性を保ちながら大規模にビジュアルアセットを作成する

特にFigma Makeは、テキストプロンプトを入力するだけで、AIがUIやプロトタイプを自動生成するツールで、「ボタンを追加して」と入力するだけで該当箇所に自動でデザインが追加されるという、デザインの作り方そのものを変える機能です。

進化が止まったXDとの決定的な差

一方のAdobe XDはメンテナンスモードにあり、こうしたAI機能の追加は一切ありません。
AIがデザインワークフローを根本から変えつつある今、新機能が追加されないツールを選ぶことは大きなリスクです。

もっとも、AI時代だからこそツール操作以外の力が重要になるという指摘もあります。
現地のデザイナーからは、ツールを操作する表面的なスキルよりも、AIが思いつかないほどユーザーを深く理解するリサーチ能力や、共感に基づいて複雑な問題を整理し解決策を講じる力が、これからのデザイナーにより重要視されるという声も上がっています。
ツールはあくまで手段であり、本質的なデザイン力を磨くことが大切だという視点も忘れないでおきたいところです。


XDからFigmaへの移行方法

すでにXDを使っている方にとっては、Figmaへの移行が現実的な課題になります。
ここでは移行の基本的な考え方とポイントを解説します。

データの移行はどこまで可能か

XDのデザインデータをFigmaへ完全に自動移行する手段は限られています。
XDのデザインデータは.xdファイルとしてエクスポートし、FigmaにSVGやPNG経由でインポートできますが、完全な互換性はなく、主要な要素は移行可能というのが実情です。

コンポーネントやAuto Layoutの設定までそのまま引き継ぐのは難しいため、大規模なプロジェクトでは「移行を機にデザインシステムを作り直す」と割り切るほうが結果的に効率的なケースもあります。

移行時の学習のコツ

移行をスムーズにするには、Figmaの豊富な学習リソースを活用しましょう。
FigmaはUI/UXデザインツールの世界市場で圧倒的なシェアを占めているため、学習に便利なtipsの数も圧倒的です。
日本語の解説記事や動画も充実しています。

また、Figma Communityで他のデザイナーが公開しているファイルを開き、コンポーネントやAuto Layoutがどのように使われているかを研究するのも効果的な学習法です。
実際のプロの作り方を間近で学べるのは、シェアの大きいFigmaならではの利点です。


あなたが選ぶべきツールの判断基準

ここまでの比較を踏まえ、どのような人がどちらを選ぶべきかを整理します。
状況別に判断基準を示しますので、ご自身に当てはめてみてください。

Figmaを選ぶべき人

以下に当てはまる人は、迷わずFigmaを選びましょう。

  • これから新しくUIデザインを始める人
  • 無料でコストを抑えて始めたい個人や学習者
  • チームでリアルタイムに共同作業をしたい人
  • デザイナー以外のメンバーとも連携したいプロジェクト
  • 最新のAI機能を活用して制作効率を高めたい人
  • 将来性・長期的な安定性を重視する人

特に、Adobe XDの今後の開発方針やサポート体制への不安を解消し、長期的に安心して使用できる環境を求めるなら、Figmaへの乗り換えが非常に有力な選択肢となります。

Adobe XDを使い続けてもよい人

一方で、限定的ながらXDを使い続ける合理性がある人もいます。
それは、すでにAdobe CCコンプリートプランに加入済みで、既存のXDプロジェクトを保守的に運用しているケースです。
追加料金なしで使えるため、当面の保守用途であれば無理に移行する必要はありません。

ただし、XDは遠くないタイミングでサービス提供が終了すると見られているため、新規プロジェクトでの採用や長期運用は避けるべきです。
あくまで「既存資産の延命」と捉え、計画的にFigmaへの移行を進めることをおすすめします。


まとめ:2026年はFigmaへ移行すべき

本記事では、FigmaとAdobe XDを料金・機能・共同編集・将来性・移行のしやすさという観点から徹底比較してきました。
改めて要点を整理します。

  • Adobe XDは単体・無料プランが廃止され、Adobeも新規投資の停止を正式発表してメンテナンスモードにある
  • Figmaは無料で始められ、世界シェア圧倒的でデファクトスタンダードの地位を維持している
  • 共同編集・Dev Mode・学習リソースのすべてでFigmaが優位
  • Figmaは2025年以降もAI新プロダクトで進化を続けており、将来性が高い
  • すでにAdobe CCに加入していてXD資産を保守する場合を除き、新規ならFigma一択

結論として、2026年にこれからUIデザインツールを選ぶなら、Figmaを選ぶのが最も合理的な判断です。
XDユーザーの方も、サービス終了のリスクを考えれば、早めにFigmaへの移行を計画することが賢明と言えるでしょう。

ツールはあくまで手段にすぎません。
Figmaという将来性の高い環境を土台にしつつ、ユーザーを深く理解するリサーチ力や課題解決力といった本質的なデザインスキルを磨いていくことが、これからの時代を生き抜くデザイナーにとって何より重要です。
ぜひ本記事を参考に、最適なツール選びと一歩先のスキルアップに役立ててください。

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