デジタルイラストや漫画制作、デザイン業務に欠かせない液晶タブレット(液タブ)。数多くのモデルが販売されている中で、本当におすすめできる液タブはどれなのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、実際にデザイン会社で使用されているXP-PENの人気液タブを厳選し、性能・価格・使いやすさの観点から徹底比較。プロフェッショナルから初心者まで、あなたの用途に最適な液タブが見つかるランキングをご紹介します!
液タブ選びで重要な5つのポイント
ランキングの前に、失敗しない液タブ選びのポイントを確認しましょう!
1. 画面サイズと解像度
- 13.3〜19インチ:用途に応じて最適なサイズを選択
- フルHD以上:細かい作業でも文字やラインがくっきり表示される
2. 筆圧レベル
- 8192レベル以上:自然な筆圧感で繊細な表現が可能
- 傾き検出機能:よりリアルなペン感覚を実現
3. 色域とディスプレイ品質
- sRGB 100%以上:正確な色再現でプロの作業にも対応
- フルラミネーション加工:視差を減らし、より自然な描き心地
4. 接続性とOS対応
- USB-C接続対応:1本のケーブルで電源・映像・データ転送が可能
- マルチOS対応:Windows、Mac、Android端末で使用可能
5. 価格とコストパフォーマンス
- 予算と用途のバランス:初心者は3〜5万円、プロ用途は7〜12万円が目安
【第1位】XP-PEN Artist Pro 19(Gen2)

おすすめポイント 💡
➡︎ プロフェッショナル向け大画面4K液タブの最高峰
18.4インチの大画面に4K解像度(3840×2160)を搭載し、Calman認証により色を繊細に表現するプロ仕様の液タブです。
X3 Proスマートチップを備えた最先端のスタイラスペン2本が付属し、用途に応じて使い分けができます。
主な特徴・スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
画面サイズ | 18.4インチ |
解像度 | 4K(3840×2160) |
筆圧レベル | 16,384レベル |
傾き検出 | ±60° |
色域 | Calman認証 |
接続 | USB-C |
対応OS | Windows/Mac/Chrome/Android |
付属品 | X3 Proペン2本、ACK05左手デバイス |
実際の使用感レビュー
実際の使用感として、ワコム以外の液タブに変えた漫画家からも高評価を得ており、4K対応で薄型デザインながら堅牢性も兼ね備えた優秀なモデルとして注目されています。
大画面での作業効率は圧倒的で、細かい部分の描き込みも快適に行えます。
良い点:
- 大画面4K解像度で細かい作業も快適
- 2種類の高性能ペンで作業効率がアップ
- 左手デバイス付属でワークフロー向上
- カラーマネジメント認証で正確な色再現
気になる点:
- 価格が高め(10万円前後)
- 大きめサイズで設置スペースが必要
こんな人におすすめ
- プロの漫画家・イラストレーター
- 本格的なデザイン業務を行う方
- 大画面で快適に作業したい方
- 色の正確性を重視する方
【第2位】XP-PEN Artist Pro 16(Gen2)

おすすめポイント 💡
➡︎ プロ仕様と携帯性を両立した16インチの決定版
16インチWQXGA(2.5K/16:10)は主にクリスタ使用時のUIサイズが大きすぎず小さすぎず、個人的には過去一番使いやすいと評価されている通り、バランスの取れた液タブです。
wacomのプロ機から海外製液タブ(XP-Pen artist pro 16 gen2)に移行するプロクリエイターも多く、その実力が証明されています。
主な特徴・スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
画面サイズ | 15.4インチ |
解像度 | 2.5K(2560×1600)16:10 |
筆圧レベル | 16,384レベル |
傾き検出 | ±60° |
色域 | Adobe RGB 97% |
接続 | USB-C(1本線接続可能) |
対応OS | Windows/Mac/Chrome/Android |
付属品 | X3 Proペン、ACK05左手デバイス |
実際の使用感レビュー
デフォルトのままでも、なんだか目に優しい気がします。描いていてもペン先の追従性が良く、長時間の作業でも疲れにくいと漫画家からも高い評価を得ています。
16:10のアスペクト比により縦長イラストも快適に作業でき、2.5K解像度で十分な精細さを持っています。
良い点:
- 16:10の縦長画面で効率的な作業が可能
- 2.5K解像度で十分な精細さ
- Adobe RGB 97%の広色域対応
- 左手デバイス付属でプロワークフロー対応
- 描きやすさでは歴代使ってきた液タブの中でもベスト
気になる点:
- 4K解像度ではない
- 19インチより画面が小さい
こんな人におすすめ
- 本格的な作業をしたいが設置場所が限られる方
- Wacomからの移行を検討している方
- 16:10の縦長画面を活用したい方
- バランスの取れた性能を求める方
【第3位】XP-PEN Artist 13.3 Pro V2

おすすめポイント 💡
➡︎ コンパクト×高性能を実現した最新モデル
世界初16K筆圧レベルのスタイラスを搭載した最新モデルで、13.3インチのコンパクトサイズながら、プロレベルの性能を誇ります。
日常的に使っているノート型パソコンに最も近いサイズで、貴方のクリエイティブな旅のパートナーとして、どこにでも持って行くことができます。
主な特徴・スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
画面サイズ | 13.3インチ |
解像度 | フルHD(1920×1080) |
筆圧レベル | 16,384レベル(世界初16Kレベル) |
傾き検出 | ±60° |
色域 | 127% sRGB |
接続 | 3-in-1ケーブル/USB-C |
対応OS | Windows/Mac |
付属品 | X3 Proペン、スタンド |
実際の使用感レビュー
39 cm x 25 cmとA4のノート程度のサイズで非常にコンパクト。液タブ本体の左側に「エクスプレスキー」と「リングホイール」がついていますため、効率的な作業が可能です。
小型ながらフルラミネーション技術により視差が少なく、快適な描き心地を実現しています。
良い点:
- 世界初の16K筆圧レベルで超高精度
- A4サイズのコンパクト設計で携帯性抜群
- エクスプレスキー8個とリングホイール搭載
- フルラミネーション技術で視差が少ない
- コンパクトで描き味抜群
気になる点:
- 画面サイズが小さく、長時間作業では疲れやすい
- 解像度がフルHDにとどまる
こんな人におすすめ
- 外出先でも液タブを使用したい方
- 初めて液タブを購入する方
- デスクスペースが限られている方
- 最新の筆圧技術を体験したい方
用途別おすすめ液タブ選び
初心者・学生の方
→ XP-PEN Artist 13.3 Pro V2 コンパクトで場所を取らず、最新の16K筆圧レベル技術を搭載。初期投資を抑えながらも本格的な性能を体験できます。
バランス重視のクリエイター
→ XP-PEN Artist Pro 16(Gen2) 16:10の使いやすい画面比率と2.5K解像度で、プロの作業にも対応。設置場所と性能のバランスが最も取れたモデルです。
プロフェッショナル・企業利用
→ XP-PEN Artist Pro 19(Gen2) 4K大画面と正確な色再現により、最高レベルの作業環境を提供。本格的なデザイン業務やプロ制作に最適です。
XP-PEN液タブの共通メリット
1. 優れたコストパフォーマンス
Wacomと比較して同等の性能を2/3程度の価格で提供し、初心者からプロまで手が届きやすい価格設定を実現しています。
2. 充実した付属品
左手デバイス(ACK05)やエクスプレスキー、リングホイールなど、作業効率を向上させる付属品が充実しています。
3. 最新技術の積極採用
X3 Proペンや16K筆圧レベルなど、最新の技術を積極的に採用し、常に進化し続けています。
4. 安心のアフターサポート
2年間のメーカー保証に加え、日本語サポートも充実しており、安心して使用できます。
まとめ:XP-PENで始める本格デジタルアート
XP-PENの液タブは、高性能×高コストパフォーマンスを実現した優秀な製品ラインナップです。今回ご紹介した3機種は、それぞれ異なるニーズに応えながらも、確実に満足できる性能を備えています。
- コンパクト重視:Artist 13.3 Pro V2(世界初16K筆圧)
- バランス重視:Artist Pro 16(Gen2)(2.5K・16:10画面)
- 最高性能重視:Artist Pro 19(Gen2)(4K大画面)
どのモデルを選んでも、従来のワコム製品に負けない描き心地と、それを上回るコストパフォーマンスを体験できます。ぜひこのランキングを参考に、あなたのクリエイティブ活動を次のレベルへ押し上げる最適な液タブを見つけてください。
デジタルアートの世界で、XP-PENと共に新しい表現の可能性を探求していきましょう。