デジタルでの漫画・イラスト制作が主流となった現在、適切なアプリ選びは作品のクオリティを大きく左右します。
本記事では、デザイン業界で実際に使用されている人気の漫画・イラスト作成アプリを5つ厳選し、それぞれの特徴や適用シーンを詳しく解説します!
1. CLIP STUDIO PAINT
– 漫画におすすめNo.1
■ 特徴
プロの漫画家やイラストレーターから絶大な支持を受けている業界標準のお絵描きツールです。
漫画制作ツールで迷った時はこれを選んだら間違いないでしょう!
業界標準の描画機能と、漫画制作に特化した便利な機能が盛りだくさんです。
買い切り(一括払い)もできるので、長く使うのであれば、断然買い切りがお得!
【主な機能】
- 漫画制作機能:コマ割り、フキダシ、効果線など漫画制作に特化した豊富な機能
- イラスト制作:高精度なブラシエンジンと豊富なカスタマイズ機能
- アニメーション制作:フレームアニメーションやライトテーブル機能
- 素材の豊富さ:10万点以上のダウンロード可能な無料素材
■ こんな人におすすめ
- 本格的な漫画制作を始めたい方
- プロレベルの機能を求める中級者〜上級者
- 豊富な素材を活用したい方
■ EX版とPRO版の比較
【EX版】
- PRO版の全機能に加えて上位機能を搭載
- レイヤー数:無制限
- 複数ページ管理:本格的な漫画制作向け機能
- アニメーション:無制限フレーム数
- 3D素材:より豊富な3Dオブジェクトとポーズ集
- テキスト機能:縦書き・ルビなど高度な文字組み
- 印刷・出版機能:商業印刷対応の詳細設定
【PRO版】
- イラスト・漫画制作の基本機能を網羅
- レイヤー数:最大10,000枚
- ページ管理機能:基本的な見開き管理
- アニメーション:最大24フレーム
- 3D素材:基本的な3Dデッサン人形
■ 料金
- EX版:月額980円 / 年額8,300円(【おすすめ】26,900円で買い切りも可能!)
- PRO版:月額480円 / 年額3,000円(【おすすめ】6,400円で買い切りも可能!)
2. Adobe Photoshop
– イラストにおすすめNo.1
■ 特徴
世界で最も有名な画像編集ソフトウェアで、写真加工からイラスト制作まで幅広い用途に対応できる万能ツールです。
最新技術が詰まっており、イラストの表現力はCLIP STUDIO PAINTを超えます!
クオリティの高い一枚絵を作りたい時にはこれがおすすめ!
コマ割り、フキダシ、効果線など漫画制作に特化した機能はついていない為、漫画制作が目的の場合はCLIP STUDIO PAINTの方がおすすめ。
【主な機能】
- デジタルイラスト制作:高機能なブラシツールと豊富なエフェクト
- 写真加工・合成:業界最高水準の画像編集機能
- テクスチャ作成:パターンやテクスチャの作成が得意
- 多様な出力形式:Web、印刷、動画など様々な用途に対応
■ こんな人におすすめ
- イラスト制作と写真加工の両方を行いたい方
- デザイン業務全般に携わる方
- 既にAdobe製品を使用している方
■ 料金
- 単体プラン(Photoshopのみ):月額3,280円
- Creative Cloud Pro(全てのAdobeアプリが使える):月額9,080円
3. MediBang Paint
– 無料で使える漫画制作ツール
■ 特徴
基本機能無料で、クオリティの高い漫画・イラスト制作機能を提供するお絵描きツールです。
無料で漫画・イラスト制作したい方におすすめだが、有料ブラシ・テクスチャーなどは別途課金になるのと、現状では、課金した状態でもCLIP STUDIO PAINTの方が使える機能が多いので、本格的な漫画制作を求める場合はCLIP STUDIO PAINTの方がおすすめです。
【主な機能】
- 漫画制作機能:コマ割り、トーン、集中線などの漫画制作ツール
- クラウド機能:作品をクラウドに保存、デバイス間での同期が可能
- 作品公開機能:アートストリート(MediBangのコミュニティサイト)への直接投稿
- 持ち込み機能:編集部への作品持ち込みが可能
■ こんな人におすすめ
- コストを抑えて漫画・イラスト制作を始めたい方
- 作品を積極的に公開したい方
- 出版社への持ち込みを考えている方
■ 料金
- 基本機能:無料
- MediBang Premium(有料ブラシ・テクスチャーなど):月額課金あり
4. Adobe Fresco
– アナログ質感を追求
■ 特徴
デジタルでありながらアナログの描画体験を忠実に再現することに特化したお絵描きツールです。
最もアナログの表現力が高く、繊細な描画を求める方におすすめ!
Photoshop同様、コマ割り、フキダシ、効果線など漫画制作に特化した機能はついていないですが、完全無料なので、繊細なイラストが必要な時にダウンロードしておくと良いです。
【主な機能】
- ライブブラシ:油彩の混じり、水彩の滲みなどリアルな質感を再現
- ベクターとラスター:両形式での描画に対応
- クラウド同期:iPad、PC、スマートフォン間での作品同期
- 直感的なUI:タッチ操作に最適化されたインターface
■ こんな人におすすめ
- アナログのような質感を重視する方
- iPadなどのタブレットでの制作がメインの方
- 水彩画や油絵のようなイラストを描きたい方
■ 料金
- 完全無料
5. アイビスペイント
– スマホで制作に特化
■ 特徴
スマートフォンでの使いやすさを追求したお絵描きツールで、特にSNSでの作品公開との親和性が高いアプリです。
スマホで手軽に制作したい方におすすめ!
ですが、本格的な漫画制作にはCLIP STUDIO PAINT、イラスト制作にはAdobe Photoshopをおすすめします。
【主な機能】
- モバイル最適化:スマートフォンでの操作に特化したUI設計
- タイムラプス機能:描画過程を自動録画、SNSでの公開が可能
- 豊富なブラシ:多彩なブラシツールとカスタマイズ機能
- レイヤー機能:本格的なレイヤー管理機能
■ こんな人におすすめ
- スマートフォンでの制作をメインとする方
- 制作過程をSNSで公開したい方
- 手軽にイラストを始めたい初心者の方
■ 料金
- 基本機能:無料
- プレミアム機能:月額300円 / 年額3,000円
まとめ:用途別おすすめアプリ
■ 本格的な漫画制作なら
CLIP STUDIO PAINT – 業界標準の機能と豊富な素材で、プロレベルの漫画制作が可能
■ 本格的なイラスト制作なら
Adobe Photoshop – 最新技術が詰まっており、クオリティの高いイラスト制作が可能
■ 無料で始めたいなら
MediBang Paint – 基本機能無料でありながら漫画制作機能付き、作品公開の場も用意
■ アナログ風の表現を求めるなら
Adobe Fresco – リアルな筆の質感でデジタルとは思えない自然な描画体験
■ 手軽にスマホで制作するなら
アイビスペイント – スマホ特化の使いやすさと、SNS連携の豊富さが魅力
どのアプリも無料体験版や基本無料版が用意されているので、まずは実際に触ってみて、自分の制作スタイルに合うものを見つけることが重要です。本記事が皆さんの漫画・イラスト制作のお役に立てれば幸いです。